世の中の人々が安全・安心に暮らすためになくてはならない
社会生活の基盤となるソリューションを開発
ソフト技研では、みなさんが安心して暮らすために必要な数多くの社会システムを開発しています。水害の発生を予測する河川情報システムや、大気の汚染状況を常時監視する大気環境システム、高速道路の道路状況を提供する道路監視システムなど、みなさんの生活に密着し、安全で快適に過ごすためのシステムを提供しています。
河川情報システム
河川情報システムは、河川の状態を把握することにより、川に流れる貴重な水の有効利用と水害からみなさんの生命や財産を守り、安心と安全を提供することを目的とした情報システムです。
降水量や河川の水位、河川を流れる水量などの観測データや、気象観測衛星や雨量レーダーの気象情報、河川を監視する監視カメラの映像情報など様々なデータをリアルタイムに自動収集、加工して、監視員に速やかに通知します。水害発生リスクを可能な限り下げ、より早く確実な水害発生の予測を行います。万一水害が発生した場合でも、より正確で確実な情報をメールや放送により、住民のみなさんに通知します。水害からの復旧においても、復旧作業の補助情報として利用され、敏速な復旧を可能にします。
また、平素からインターネットなどを通じて、収集したデータの一般公開も行っています。わが社は30年以上前から河川情報システムに携わってきました。今後も、既成概念にとらわれずより一層の河川情報システムの向上を目指します。
土砂災害情報システム
土砂災害情報システムは、地質や地形、土地の利用状況、雨量などの気象条件など様々な要因が複雑に絡み合って発生するため、「いつ」「どこで」「どのぐらいの規模で」発生するかを予測することは、非常に困難です。
土砂災害情報システムでは、そうした土砂災害から生命や財産を守るため日ごろの備えと早めの避難が出来るように、雨や地盤の特性をもとに土砂災害の発生危険度をリアルタイムに予測して情報提供を行うシステムです。
当社ではそのような自治体様向け土砂災害情報システムの導入を手掛けています。
ダム管理システム
日本には数多くのダムがありそれぞれのダム毎にいろいろな役割を持っています。その中で主な役割は洪水調節、水資源の確保、発電、河川機能維持の4種類になります。ダム管理システムはダムがこの役割を果たし円滑な運用を行うために必要となるシステムです。私たちはこのダム管理システムの構築に携わっています。ダムは、水資源の確保の役割がありますが、平常時には利用できる水の確保が必要なり、また洪水時には多くの水を貯えられる必要があります。
この貯水位をどの位置に保つかという判断に使用されるのがダム管理システムで蓄積、加工されたデータです。そのため、データは素早く、正確に、いつでも使用できることが必要です。 ダムで貯水されている水の管理によっては、ダムの下流域に甚大な被害を与えかねません。私たちは今後もシステムを取り巻くさまざま状況を適切に把握し、最適なシステムを構築していきたいと考えています。
環境大気システム
環境大気システムは、環境省の大気汚染防止法に基づき、全国の地方自治体で大気の汚染状況を常時監視するシステムです。大気汚染状況をリアルタイムに把握することにより、人の健康に影響 するような緊急事態に対して直ちに必要な対策を講じるということや、インターネットなどを 通じて大気汚染の現状を地域住民に周知するという役割を果たしています。また近年では、急速な工業化で深刻な環境問題が発生している新興国へ、日本での環境問題対策で培ったノウハウをシステム化して提供するプロジェクトにも参加しています。
防災情報システム
防災情報システムは、災害からみなさんの命と生活を守り、災害発生時には被災者を支援するためあらゆる情報を活用していくサービスです。災害を未然に防ぐため、雨量、震度計などのセンサー類、衛星、レーダーなどのデータ、気象注意報や警報、監視カメラやヘリコプターカメラなどの映像データなど様々なデータを集め、加工し、監視員や一般の人にWeb画面や携帯端末へのメールや、エリアメールなどで通知します。また万一の災害に備え、被災者に提供する水や食料の備蓄品がどこにどの程度準備されているかを管理します。災害発生時は、被災状況や安否確認を行い、二次被害の発生を防止するように支援します。
避難が必要な人達に安全な避難経路や避難場所への誘導をスマートフォンや、防災無線放送で行います。また災害情報を一般の人からスマートフォンや携帯端末経由で情報発信してもらい災害の拡大を防ぐとともに、避難所の開設や収容者の管理と周知を様々な方法で行います。被災者と支援者を繋ぐための安否確認や、災害復興支援に必要な情報の提供をインターネットやテレビやラジオの放送を介して行います。被害の最小化のために正確な情報を提供することで、防災・減災に寄与しています。
道路監視・制御システム
道路監視・制御システムは、あらゆる場面でみなさんが、安全に、便利に道路を利用できるように一般道や高速道路に関わる様々な情報を取り扱うシステムです。渋滞状況や周辺天候、道路上の落下物などの障害、また通行止や工事の予定など、道路には絶えず変化していく情報がたくさんあります。道路監視・制御システムは、これらの多くの情報を、道路管理者がすばやく・正確に取り扱い、利用者の安全と利便性を担保するためのシステムです。これらの情報は、道路情報板などを通じて道路利用者に提供され、時にはインターネットなどを通じて広く一般に発信されます。現代社会を支える交通の基礎となる道路を円滑に利用していただくために、必要不可欠なシステムです。当社では、今までのシステム構築で培った豊富な提案力を生かしつつ、さらなる道路監視・制御システムの発展に寄与していきます。