パスワードの管理を簡単に安全にするために
様々な情報がデジタル化され、あらゆる分野で活用でき、暮らしが便利になっていますが、情報漏えいトラブルも数多く起こっています。情報化社会になるにあたり昔から問われてきたセキュリティ問題ですが、未だ一人一人が十分に気をつけなければ、大切な情報が簡単に奪われてしまう状況に変わりありません。ここでは、情報を守る秘密鍵の管理について考えます。
情報管理に必要なこと

重要な情報を守るためには、強固なセキュリティが必要です。しかし、様々な手順を踏まなければならない方法や複雑なパスワードをかけるといったことでは、効率よく作業ができないばかりか、手順を間違えたりパスワードを忘れてしまったりすることで、自分自身もその情報を開けないといったことにもなりかねません。
また、企業のように膨大な情報を扱う際には、そのような方法では管理しきれないでしょう。
情報管理は確実で安全に行えなければいけません。
秘密鍵とは
秘密鍵は、公開鍵暗号方式で使用されます。公開鍵暗号方式ではこの秘密鍵と公開鍵が使用されるのですが、簡単に説明すれば公開鍵は暗号化し閉じるための鍵、秘密鍵はその暗号化された情報を開くための鍵です。秘密鍵はその名のとおり、秘密にしなくてはいけません。この秘密鍵が知られてしまえば、情報は漏れてしまいます。
秘密鍵をファイルとして保存した場合、誤って公開してしまったり、他人に見られたり、ウイルスに感染した際に流出してしまったりするおそれがあります。また、いくつもの秘密鍵を持っている場合は、その管理が大変になってしまい、ずさんな管理になってしまいがちです。
パスワードの管理ポイント

大事な情報を管理するにあたり安全性を高めるには、「二要素認証」が効果的と考えられます。
二要素認証は「ユーザーだけが知っていること・ユーザーの指紋や虹彩などの特性・ユーザーが所有しているもの」のうち、2つを組み合わせてユーザー確認を行うことです。
この二要素認証を行う際におすすめなのがYubiKeyです。専用のハードウェアを利用し、使い捨てのワンタイムパスワードを発行することで安全性を高めます。